手・指の痛みについて
腱や関節の炎症、神経の圧迫などさまざまな原因によって起こります。症状が進行すると、物をつかむ・書く・ボタンを留めるといった日常動作に支障をきたすことがあります。

こんな症状はありませんか?
✔️ 指を曲げ伸ばしすると痛い
✔️ 指が引っ掛かる、動かしにくい
✔️ 手首や親指の付け根が痛む
✔️ 手や指にしびれがある
✔️ 物をつかむと痛みが出る
✔️ 指の関節が腫れている、変形している



手・指の痛みから考えられる疾患
関節リウマチ
免疫の異常により関節に炎症が起 こる病気です。指の腫れや痛み、朝のこわばりが続くことが特徴で、進行すると関節の変形につながることがあります。早期診断・早期治療が大切です。
ばね指
指を曲げ伸ばしする腱に炎症が起こり、指の 引っ掛かりや痛みが生じる疾患です。更年期の女性や手をよく使う方に多くみられます。
手根管症候群
手首にある神経が圧迫されることで、親指から薬指にかけてしびれや痛みが生じる疾患です。
母指CM関節症
親指の付け根の関節が変形することで、物をつまむ動作や瓶のふたを開ける際に痛みが生じます。
ブシャール結節
指の第2関節(PIP関節)に痛みや腫れ、変形が生じる変形性関節症の一つです。指を動かしにくくなったり、日常生活に支障をきたしたりすることがあるため、症状に応じた治療を行います。
腱鞘炎(ドュケルバン病)
親指を動かす腱と腱鞘に炎症が起こる疾患です。物をつかむ動作や親指を動かした際に手首から親指にかけて痛みが現れます。
へバーデン結節
指の第一関節に変形や腫れが生じる疾患です。痛みや変形が徐々に進行し、中高年の女性に多くみられます。
突き指・靭帯損傷
スポーツや転倒などの外傷によって指の靭帯や関節が損傷した状態です。腫れや痛み、動かしにくさがみられます。
診察・検査の流れ
①問診
まずは症状について詳しくお聞きします。
症状の経過や特徴を把握することで、原因となる疾患を推測します。
②身体診察
指や手首の動き、筋力、しびれの有無などを確認します。
神経症状の有無や重症度を評価し、必要な検査を判断します。
③検査
レントゲン検査や超音波検査を行い、首の骨や筋肉・靭帯の状態を詳しく評価します。
⑤診断
問診・診察・画像検査の結果を総合的に判断し、症状の原因を特定します。
その上で患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療方針をご提案します。
手・指の痛みの治療法
運動療法・マッサージ
ストレッチや運動療法、マッサージを通じて、関節の動きや筋力の改善を図ります。筋肉や腱の緊張を和らげ、痛みの軽減と手指の機能回復を目指します。

薬物療法
消炎鎮痛薬や湿布などを使用し、炎症や痛みを抑えて日常生活を送りやすくします。

生活習慣の改善指導
日常生活での手や指への負担を見直し、症状の改善と再発予防につながる生活習慣をアドバイスします。

物理療法
温熱療法や電気治療などを用いて血流を改善し、痛みや筋肉の緊張を和らげます。

注射治療
痛みの原因となる部位に注射を行い、つらい症状を和らげます。
慢性的な痛みにも有効な場合があります。

高度医療機関への紹介・連携
保存的治療で十分な改善が得られない場合や、手術が必要と判断される重症例では、適切なタイミングで基幹病院などの高度医療機関へ責任を持ってご紹介いたします。



