股関節の痛みについて
股関節の痛みは、加齢による関節の変化や筋肉・腱の炎症、スポーツや日常生活での負担など、さまざまな原因によって起こります。症状が進行すると歩行や階段の上り下りが困難になることもあるため、早めの受診をおすすめします。

こんな症状はありませんか?
✔️ 歩くと股関節が痛む
✔️ 立ち上がるときに痛みがある
✔️ 階段の上り下りがつらい
✔️ 足の付け根やお尻が痛む
✔️ 股関節が動かしにくい
✔️ 靴下を履く、足の爪を切る動作がしづらい



股関節の痛みから考えられる疾患
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減ることで痛みや動かしにくさが生じる疾患です。中高年の女性に多くみられます。
大転子部痛症候群
股関節の外側にある腱や滑液包に炎症が起こる疾患です。歩行時や横向きで寝た際に痛みが現れます。
鼠径部痛症候群
スポーツなどによる繰り返しの負担で足の付け根に痛みが生じる疾患です。運動時に症状が強くなるのが特徴です。
寛骨臼形成不全
股関節の受け皿が浅く、生まれつき関節に負担がかかりやすい状態です。将来的に変形性股関節症の原因となることがあります。。
股関節唇損傷
股関節の軟骨組織(関節唇)が傷つくことで、痛みや引っ掛かり感、動かしにくさが生じます。
腰椎疾患(坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニアなど)
股関節自体ではなく腰からの神経の影響で、股関節やお尻、太ももに痛みを感じることがあります。しびれを伴う場合もあります。
診察・検査の流れ
①問診
まずは症状について詳しくお聞きします。
症状の経過や特徴を把握することで、原因となる疾患を推測します。
②身体診察
股関節の動きや筋力、歩き方などを確認し、痛みの原因を評価します。
神経症状の有無や重症度を評価し、必要な検査を判断します。
③検査
レントゲン検査や超音波検査を行い、首の骨や筋肉・靭帯の状態を詳しく評価します。
⑤診断
問診・診察・画像検査の結果を総合的に判断し、症状の原因を特定します。
その上で患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療方針をご提案します。
股関節の痛みの治療法
運動療法・マッサージ
ストレッチや運動療法、マッサージを行い、股関節周囲の筋肉の柔軟性や筋力を改善し、痛みの軽減と機能回復を目指します。

薬物療法
消炎鎮痛薬や湿布などを使用し、炎症や痛みを抑えて日常生活を送りやすくします。

生活習慣の改善指導
日常生活での姿勢や歩き方、股関節への負担を軽減する動作についてアドバイスし、再発予防をサポートします。

物理療法
温熱療法や電気治療などを用いて血流を改善し、痛みや筋肉の緊張を和らげます。

注射治療
痛みの原因となる部位に注射を行い、つらい症状を和らげます。
慢性的な痛みにも有効な場合があります。

高度医療機関への紹介・連携
保存的治療で十分な改善が得られない場合や、手術が必要と判断される重症例では、適切なタイミングで基幹病院などの高度医療機関へ責任を持ってご紹介いたします。



