肩の痛みについて
筋肉や腱の炎症、関節の変化などさまざまな原因で起こります。痛みを我慢していると、肩が動かしにくくなったり日常生活に支障をきたしたりすることがあります。

こんな症状はありませんか?
✔️ 肩を上げると痛い
✔️ 腕を後ろに回しにくい
✔️ 服の着脱がつらい
✔️ 髪を結ぶ動作で痛む
✔️ 夜間や朝方に肩が痛む
✔️ 肩から腕にかけて痛みやしびれがある



肩の痛みから考えられる疾患
五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節に炎症が起こることで、肩の痛みや動かしにくさが生じる疾患です。腕を上げる、後ろへ回す、服を着替えるなどの日常動作が困難になることがあります。特に40~50代以降に多くみられます。
肩峰下インピンジメント症候群
腕を上げる動作で、肩の腱や滑液包が骨に挟まれて炎症を起こす疾患です。肩を上げる途中で痛みを感じることが多く、スポーツや繰り返し肩を使う作業を行う方によくみられます。
変形性肩関節症
加齢や長年の負担などによって肩関節の軟骨がすり減り、関節が変形する疾患です。肩の痛みや動かしにくさが徐々に進行し、日常生活に支障をきたすことがあります。早期からの適切な治療が大切です。
腱板断裂
肩を動かすために重要な「腱板」が傷ついたり切れたりする疾患です。転倒などのけがだけでなく、加齢によって生じることもあります。腕を上げると痛みが出たり、力が入りにくくなったりするのが特徴です。
石灰沈着性腱板炎
肩の腱に石灰が沈着し、急激な炎症を起こす疾患です。突然、肩が動かせないほどの強い痛みに襲われることがあり、夜間に痛みが強くなる場合もあります。適切な治療により症状の改善が期待できます。
肩関節脱臼・亜脱臼
転倒やスポーツ中の外傷などにより、肩関節が正常な位置から外れる疾患です。強い痛みや変形、腕を動かせないなどの症状がみられます。脱臼を繰り返す場合は、専門的な治療が必要になることがあります。
診察・検査の流れ
①問診
まずは症状について詳しくお聞きします。
症状の経過や特徴を把握することで、原因となる疾患を推測します。
②身体診察
肩の動きや筋力、痛みが出る動作を確認し、原因を評価します。
③検査
レントゲン検査や超音波検査を行い、首の骨や筋肉・靭帯の状態を詳しく評価します。
⑤診断
問診・診察・画像検査の結果を総合的に判断し、症状の原因を特定します。
その上で患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療方針をご提案します。
肩の痛みの治療法
運動療法・マッサージ
肩関節の動きを改善し、筋力を高めることで痛みの軽減と再発予防を目指します。

薬物療法
消炎鎮痛薬や湿布などを使用し、炎症や痛みを抑えて日常生活を送りやすくします。

生活習慣の改善指導
姿勢やデスクワーク環境、日常生活での動作を見直し、肩への負担を減らすためのアドバイスを行います。

物理療法
温熱療法や電気治療などを用いて血流を改善し、痛みや筋肉の緊張を和らげます。

注射治療
痛みの原因となる部位に注射を行い、つらい症状を和らげます。
慢性的な痛みにも有効な場合があります。

高度医療機関への紹介・連携
保存的治療で十分な改善が得られない場合や、手術が必要と判断される重症例では、適切 なタイミングで基幹病院などの高度医療機関へ責任を持ってご紹介いたします。



